ECサイト運営の現実!

知らない店、知らない商品は買ってもらえない

 

2009年からECサイトの運営にチャレンジしました。

広告会社としてインターネットで「できること」を調査、研究したいということと、

自分自身がモノを売る、小売業出身ということもあり、ネット通販事業を運営に興味もあったことから、2010年に楽天市場に出店して果物の通販を始めてみました。

 

果物を取り扱ったのは、たまたま知り合いから相談を受け、頼まれたからなのですが、ECを始めるきっかけになった部分もあります。

相談者は楽天市場の三木谷社長から、「この商品は絶対に売れます!」ということを言われたらしく・・

今思えば、「そうれはそうですけど、簡単じゃないですよね」と言えるのですが、当時は、私も、簡単に売れるもの!と思っていましたので、その話を気軽にお受けすることにしました。

 

楽天市場で通販をする時に苦労したのは、HTMLとCSSを理解していないと綺麗なページを作ることができない、というのが大きなハードルになりました。

 

当然、サイトを作った経験がないので、商品ページを作るために、どうすりゃいいの???

状態。

なんとか、出品マニュアルを読みながら取扱商品を出品、ただ、綺麗に作りこまれたページではなくて、商品写真2~3枚と商品の仕様、価格だけの簡単なページで10品ほど出品。

 

この時は福島産の果物と会津のコシヒカリを出品したわけですが、結果まったく売れませんでした。

 

宣伝方法についても、「生産者さんの顔を出したいのですが」という要望もNGなど、

商品の宣伝方法に大きな制約があったりと、思い描いた計画通りに進まない状態が続き、モチベーションも下がり気味に、

 

また、果物なので、当然収穫時期に出荷するという販売方法になり、今考えると、新規店では難易度がものすごく高い商品だったと思います。

 

当時はそのようなことも分からず、ネットショップは簡単に売れるものだと思っていましたから、厳しい現実を突きつけられたという訳です。

 

楽天市場で他店の果物の出品内容を調査すると、当時の流行りは「訳アリ」の激安品が市場を独占してる状態、(今でも「訳アリ」は強いキーワードです)

当店の果物はそれこそ「東京銀座の・・・屋」で売られているレベルの品物で、価格差は3倍から4倍の値段、しかも高額品を扱うようなページを作れる訳ではないので、まったく勝負になりません。

 

高額品を販売するためには、それ相応のストーリー性がないとお客様を納得させることはできません。

生産者さんの果物づくりのこだわりとか、一番は誰が作っているのかが見えないのは、商品の信頼性を担保できませんので、ネット通販では大きなハンデとなります。

 

新規のお店ですので、ショップの評価もなく、商品の評価、口コミもありません。

これが、ネットショップを始めるにあたって越えなければならない、一番のハードルになると思います。

 

知らない店、知らない商品は買ってもらえない、というリアルな現実でした。